2024-01-01から1年間の記事一覧

それが何を意味するか考えたりする

さいきんは基本的におだやかですが仕事でも私生活でもちょっとしたきっかけで揺れたりぶれたりしてしまうからあやうい。ベンジャミン・フランクリンもにっこりの勤勉の精神で暮らしていきたいと思っております。ここ数日でとても暖かくなってきて私もエアコ…

何か正しく言えた方が(池谷和浩『フルトラッキング・プリンセサイザ』)

私が賞をとってまもないころに、「これからは趣味で小説を書いていくんですか」と言われて私は腹が立った。むしろ賞をとったのならば一般的に言って創作が仕事になる可能性が大きくふくらむのだから、このせりふは文脈を説明しないとあべこべな言葉になって…

大合唱

なんでおれはこんなによく晴れた土曜日に向井秀徳みたいな渋い顔のがきを隣に乗せてドライブしているんだろう。こいつはつむらという名前らしく姪の同級生だ。かわいい姪の頼みならおれは、姪の同級生という以外になにも縁のない中学生男子のこころを開くた…

四十のメソポタミア

さいきんいろいろと勉強することが楽しい。まあ、勉強することも仕事の一部のようなものだから、楽しくなくてもしなくてはいけません。 『キリスト教でたどるアメリカ史』(森本あんり)という本を再読していたのだが面白い一節があった。アメリカという国の…

スーパーまかせて発券パラダイスギャラクシー

昼食のときに同僚とエスカレーターの話をした。それは人生のたとえだ。揶揄のように使われることもあるが、エスカレーターに乗っているように見えても実は険しい傾斜を歩いて登っていたのかもしれない。私はエスカレーター的な人生だっただろうか。それとも…

日記でございみし

前回の日記は1月12日に書かれたもので1月3日から12日までを書こうと思っていたのですが、8日の朝のことまでを書いて力が尽きました。今回は8日の朝以降の出来事から今日の日付(1月29日)あたりまでをボブスレーのように一気に。 特に書くことな…

冬の花火

私は文字だけでその向こうの人間を好きになってしまうほうだと思う。ひごろ文字だけで接している、センスがよくて「素敵なひとたち」は、その、言葉の選び方や並べ方、そこから自分に向かってしっとりと映し出されてくる思想や情感といった、まだ名付けられ…

むきーっと暴れてぎゃーっと泣いてしまいそうな日記

1月3日 (水) 昼間、「オレもこういうことやりて~」とか呟きながらNHKの「俳句甲子園」の特集を、お雑煮にモチのかわりにうどんを入れたものを食べながら観る。まるですでに大学3年生のように顔が落ち着いている(顔が落ち着いているって伝わらんか)高…